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作品紹介■ストーリー 一匹狼のルポ・ライター、犬神明は、満月になると不死身化する狼男だった。厄介事を嗅ぎ出す“特技”ゆえにさまざまなトラブルに巻き込まれることになるが、その不死身能力によって、ことごとく切り抜けていく。 しかし、ひょんなことからその不死身能力が米CIAの知るところとなり、不死の秘密を欲するさまざまな勢力から付け狙われることになってしまう。 彼らの過激なやり口によって、愛する者を次々に奪われていった犬神明は、ついに反撃に出るが、その敵の本体とは、不老不死を我がものにし、現在の権力をより確固たるものにせんとする、全世界の“支配層”そのものであった! 真の敵を求めて、魔界都市ニューヨークに飛ぶ犬神明の前途に待つものは? ■解説 「国民的ベストセラー」という言葉は、このアダルトウルフガイにこそ相応しい。 70年代、SFに限らず小説好きの読者のほとんどが、アダルトウルフガイを読んでいた、といっても過言ではないほどの爆発的ブームを巻き起こし、圧倒的支持を得たのがこの作品だ。アダルトウルフに影響を受けた作家・漫画家も数知れず。もしウルフガイがなければ、日本のエンタテイメント小説事情は今とはまったく違うつまらないものになっていたに違いない。 犬神明が絶大なる人気を誇った理由は、もちろんその不死身能力にあるのではなく、自らがどんな苦境にあっても決して他者への優しさを喪わない、その黄金の心(コラソン・デ・オロ)にあった。犬神明は、読者にとって理想のヒーロー像であり、また女性読者にとっての理想の男性像でもあったのだ。 アダルトウルフガイがどんなに面白い小説であるかは、むしろ“常識”に属することなので、もし未読の人がいたとしたら、すぐにでも読んだほうがいい。決して後悔はしないと確約できる。 ※なお、アダルトウルフガイ・シリーズは、出版社が変わる際に何度か構成が変更され、改題されている。詳しい対応表は、おかもとさんによるHIRAIST LIBRARYのウルフ・チャートに詳しい。 |