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作品紹介■ストーリー 狷介孤高の少年、犬神明。彼は伝説の狼人間だった! その呪われた運命ゆえに、繊細な魂を倨傲の鎧で覆い、誰にも心を許さない。だが、そんな彼に心を掛けてくれた女教師、青鹿晶子が不良グループのボス、羽黒獰に捕らわれたとき、明は自らの禁を破り、非道な人間どもと闘うことを決意する。瀕死の重傷を負いながら、己れの正体を知ってなお愛してくれる女性がいたことに、彼の魂は歓喜するのだが……。 学園を舞台に始まったドラマは、同じ狼人間のルポライター神明を交え、不死身人間の生命力をめぐる諜報機関との暗闘へと発展する。やがて、その不死性を私せんとする支配者グループ“不死鳥結社”との闘争は、地球的カタストロフの様相を見せ始める……。25年もの歳月にわたって綴られた、輝ける狼の魂。日本中の血を熱くする、青春のバイブル。 ■解説 ウルフガイは最初、坂口尚作画によるコミック『ウルフガイ』として登場した。『狼の紋章』『狼の怨歌』は、この原作小説である。同名の主人公の短編『悪徳学園』をさらにスケールアップしたものだ。犬神明には、さらにもうひとり先輩がいる。アダルトウルフガイシリーズのルポライター犬神明だ。少年・犬神明の相棒役を務める神明は、このアダルト犬神明に風貌、気性ともに相似している。 1971年に始まり、1995年に完結を迎えたウルフガイだが、その執筆時期にはかなりの隔たりがある。そのために、ひとつの作品でありながらも、まるで別作品のような雰囲気的な相違が存在する。それは大きく、次の3期に分けられる。 ・第1期『狼の紋章』『狼の怨歌』『狼のレクイエム第一部』『同 第二部』(1971〜1975) 青鹿晶子との出逢い、博徳学園での不良グループとの抗争に始まり、青鹿を救う解毒剤を求めて、中国情報部の不死身人間、虎4とともに難攻不落の要塞・CIA極東支局へ突入する犬神明と、CIAを裏切り復讐鬼と化した西城恵らとの、三つ巴の闘いを描く。エンターティンメント界に絶大な影響を与えた、伝説的人気を誇るアクション小説の金字塔。73年には『狼の紋章』が犬神明役に志垣太郎、羽黒獰役に松田優作を迎えて映画化。92年にはOVA『ウルフガイ』として、全6巻でアニメ化された。他に犬神明と不良少女との哀しい出逢いを描いた短編『狼女リツコ』がある。 ・第2期『黄金の少女』(全5巻)(1984〜1986) “不死鳥結社”が、いかに世界を灼き尽くすかをアメリカ南部の田舎町“チェンバーズ”の滅亡を雛形として描いた、壮大なインタルード。警察署長、キンケイドを主人公に据え、暴走族“セイタンズ・エンジェルズ”との闘いを通じ、己れの虚無を克服し、真の戦士へ成長する過程を描く。謎の美少女、キム・アラーヤ、老いたる妖精、ジム・パットンなど、続編『犬神明』のキー・パーソンとなる人物が初登場する一編。 ・第3期『犬神明』(全10巻)(1993〜1995) 生きる目的を喪った犬神明が再起し、“不死鳥結社”真の首魁と対決するまでを描く。犬神明を追跡するキム・アラーヤと、虎4のクローンを電脳制御したバイオニクス“BEE”が犬神明のもとに交錯するとき、再び巨大な敵との三つ巴の闘いが幕を開ける。謎の巨大兎“ドードー”に導かれ、“不死鳥結社”中枢に侵入した犬神明が視た、恐るべき真実とは?! 伝説の巨編のフィナーレを飾る、ウルフガイ完結篇。 ※書籍刊行リストはこちら。 |
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